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水いぼ(伝染性軟属腫)
水いぼとは、伝染性軟属腫のウイルスの感染で発症します。アトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚の病変ではリスクがあります。このウイルスは毛穴や傷から入り、水疱やいぼとなって発症します。
潜伏期間は、2週間から数か月といわれています。いぼがつぶれて、ウイルスが水やタオルなどを介して接触して感染します。症状としては、皮膚と似た色の3ミリ程度の同じ隆起が、皮膚に多数出現し拡大傾向となります。中央は水疱となり光沢がありますが、かゆみや痛みはありません。この病変は、一定期間であれば数は増加していきますが、3か月から6か月、長い方では1年で次第に消失していきます。
水いぼの治療は基本的には経過観察で、1年以内にはほぼ自然治癒します。積極的に対応する場合には液体窒素での凍結、ピンセットでのつまむなどの方法、ヨクイニンの内服や外用も行われることもあります。
外科的に対応した場合には、最近の二次感染により「とびひ」などとなる可能性がありますので、自然治癒をまつことが賢明かもしれません。
学校保健安全法では、登園・登校の制限はありません。水泳に関しては「多数の発疹があるものについては、水泳、プールでのビート板や浮き輪の共用をしない」と明記されております。プール参加への規制はありません。
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