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鼻汁とアレルギー性鼻炎

 鼻汁が出る、繰り返すということで、アレルギー性鼻炎とは簡単には診断はできません。お子さんでよくみられる「血管運動性鼻炎」は、湿度・温度の環境の変化が過敏になって発症します。布団で暖まる、暖かい部屋から寒い廊下に出る、冷房の部屋で冷えると汁が出るなどがその例となります。温度の変化などで鼻水が出る場合には、自律神経変化による血管運動性鼻炎でこどもでは多いです。

こどもは大人と比べてウイルス感染(かぜ)を繰り返す特徴があります。風邪を反復することによって鼻水やくしゃみが出ていて長く続く場合があります。本当にアレルギー性鼻炎による症状なのか、風邪の繰り返しか、環境の変化であるかを見極めることが治療では重要です。

<アレルギー性鼻炎の診断>

・鼻水(鼻汁)中の好酸球が陽性

・血液検査の抗原特異的血清IgE抗体検査の陽性

・鼻粘膜抗原誘発検査の陽性

 があげられます。

 当院で上記2つの対応が可能でありますので、お気軽にご相談ください。

事前にお伺いとして

どのような時に鼻水が出ているのか(季節性、時間帯について)

アレルギー性か血管運動性の判断

環境要因として、湿度や温度差の影響か、ほこりが多い高温多湿の環境であるか

家族に花粉症を含めたアレルギー疾患の方がいるか、

喘息、食物アレルギーなどの他のアレルギーの既往はないか

(アレルギー素因)

 

<診断と治療>

これらの問診、検査をもとに診断・治療を行っていきます。ダニ抗原によるアレルギー性鼻

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