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こどもの脱水

 こどもは成人と比べて、体内の水分量は体重と比べて多いです。その反面、嘔吐下痢や発熱、高温の環境で水分や塩分も失われやすく、簡単に脱水症状となりえます。このため、発熱時や胃腸炎感染時には、こまめな補給が大事です。

脱水かどうか見極めるには以下のチェックポイントをご参考にしてください

 

・泣いても涙がでない

・爪を押して離したとき、戻るまで2秒以上かかる

・手足がつめたい

・皮膚、唇、口腔内や舌が乾燥している

・目が落ちくぼんでいる

・おなかの皮膚に張りがない

・顔色が悪い

・尿が12時間出ていない、

病状によらず、こうした症状がある場合には脱水の可能性がありますので、早めに医療機関を受診して、適切な対応をしたほうがよいでしょう。

 

 嘔吐・下痢など胃腸炎の場合には、腸の動きが悪いため、吸収されにくいです。嘔吐してから1~2時間後に、小さじ(5ml)の経口補水液から始め、嘔吐がなければ、これを繰り返し、量をゆっくり増加させてください。1時間くらい続けて、嘔吐などのの症状悪化がなければ、1日の水分量を摂取してください。水分が取れ、尿が出るようになってから、おかゆ・うどん・みそ汁・野菜のスープなど、水分のみならず塩分を含んだ食事を開始してください。

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